今の時期、松ぼっくりが落ちているのを
よく見かけるよね。
朝のうちは「かさ」が閉じて、見た目も小さく見える
松ぼっくりが、昼頃通りかかると「かさ」を一杯に
開いている。
たとえば、これ。
今朝見たときは閉じていた「かさ」が、

昼過ぎに通りかかると、思いっきり開いている。

何故なんだろう?
そう、2人で話したんだよね。
『日の光が当たると開くのかな?』
『気温が上がると開くのかな?』
なんて言いながら、帰ってきたんだよね。
そして、2人で調べてみたよね。
で、分かったことは、
【松ぼっくりのかさは、湿度によって開閉する】
ということだった。
湿気が多いと松ぼっくりの「かさ」は閉じ、
湿度が低ければ開く。
このことを知ったとき、ママ、
『なるほどな~!』
って思ったの。
松ぼっくりは、子孫を増やすための【種】を
一番いいタイミングで飛ばす仕組みをきちんと
備えているんだなと、すぐに分かったから。
ほら、あなたも見たでしょう? 松の種。
種には薄い羽根がついていて、種は、
その羽根の根元にくっついてるよね。
で、この羽根は松ぼっくりの「かさ」の間に
上下を挟まれる形でくっついてる。
「かさ」の一枚につき羽根つきの種が2つずつ。
開いた松ぼっくりの写真で、各かさの裏側の色が
濃くなってるでしょう?

あの裏側の濃くなっている部分と、
「かさ」の表側の部分とで羽根をはさむ形で
種がついてるの。
はさみ方は、裏側と表側で種を1つずつずらした形。
丁度、こんな感じです。
(上のかさ)
====
種 種 種 種
==== ====
(下のかさ①)(下のかさ②)
さて、太陽が照って湿度が下がり、「かさ」が開きはじめると、
「かさ」が開くにつれて、「かさ」の間に挟まれていた
羽根が外に顔を出す。
そして、風に乗って羽根は舞い、松ぼっくりを離れて
種をくっつけて地面にヒラヒラと落ちていく。
このタイミングが、まさに、天気のいい、湿度の低いときに
起こるってことなのよ。
タンポポの綿毛でもそうだけど、一般的に
植物は、多くの子孫を残すために、
種をできるだけたくさん作ること と、
自分と生存競争をしないですむように、
1つ1つの種をできるだけバラバラかつ遠くに飛ばすこと
の【2つ】をしているよね?
松の場合もそうだと考えてみたら、どうかしら。
種が軽やかに飛ぶには、雨の日や曇りの日のような
湿度の多いときじゃなくて、晴れてカラッとした天気の
ときの方が都合いいよね。
だから、カラッとした日に松かさが開く。
だから、カラッとした日に種が羽根をつけて飛び立っていく。
自然の仕組みには、本当に驚かされる。
あなたの足元に生えてる草の1本、1本も
すべてが自然の作り出した素晴らしい芸術品であり、
私達と同じ【生き物】なんだよね。
大切にしていこうね。