ほら、そこにタンポポが咲いてるね。

このタンポポが枯れると種ができて、
その種は綿毛にぶら下がって飛んでいくんだよね。

今日は、タンポポの花が咲いてから綿毛が飛ぶまでの間、
どんな風に変わっていくか、見てみようね。
下の写真を見てみて。

右のタンポポは花が咲いていて、左は枯れてるよね。
咲いてるほうの茎はしゃんと上に伸びてるけど、
花が枯れると、力なく地面に倒れてしまってる。
ほら。
あっちもそう。 こっちも。
花が枯れた茎は地面に横たわってるでしょう?
でもね。
枯れた花のあとに種ができてきて、綿毛ができてくると、
ぐったりしていた茎はまた立ち上がって、ぐんぐん、ぐんぐん
空に向かって伸びていくの。
ほら、こんな風に。
よく観察してみれば分かると思うけど。
タンポポってね、
花のときよりも綿毛を飛ばすときの方が
茎の長さが長くなってるのよ。
きっと、少しでも遠くまで綿毛についた種を飛ばそうと、
精一杯、背伸びしてるのかもしれないね。
風に舞って飛んできたタンポポの綿毛を見てみようか。

パラシュートのような綿毛の下に、種が1つずつ
ついてるよね。
ほら、この綿毛、細くって、ふわふわで、
小鳥の羽(体に近いところの羽毛)を連想しない?
綿毛はね。
よく見ると、四方に広がって伸びている
長い毛の横側にも小さな毛がたくさんついてて。
これがあるから、綿毛は空気をうまく含んで
身軽にふわふわ飛べるのよ。
鳥の羽と綿毛。
一見、なんの関係もないように思えるけれど。
詳しく見ていくと、不思議に似ていると思わない?
【空を飛ぶ】という目的に向かって進化するとき、
結局は同じような形(原理)に落ち着くのかもしれないね。